理論(美術・デザイン) 在学生メッセージ

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芸術史を学ぶ。新しい芸術史を記す。

中嶌 さと子(東京都私立啓明学園高等学校出身)

芸術系の大学のなかで明星大学を選んだのは、総合大学だったから。視野を広くもっていろんなことが学べそうだし、やってみて自分に向いてなかったら他の道を探せばいいと考えて、飛び込みました。私が専攻したのは、空間造形と陶芸コース。本格的に制作を行ったのは初めてだったので、どのモノづくりも新鮮で楽しいものでした。でも私がもっと楽しいと感じたのは、授業で芸術史や作家の生い立ちを学んだときです。ダ・ヴィンチやピカソ、ゴッホ、モネ・・・。こんな風に生まれ育ったから、彼の作風ができあがったのだ!と知り、驚きしました。自分に向いている分野を見つけたと、ピーンと来ましたね。3年生からすぐに、芸術史を専門的に研究できる「理論」を受講しました。

理論の授業では、芸術の歴史書や研究論文を読み、論文としてまとめていきます。これまで知らなかった事実にふれるたびにワクワクすることはもちろん、資料には書かれていないことまで想像しているときが特に楽しいですね。歴史書や作品をもとに、自分の考察が論理的に組み上がっていくときは、パズルのピースがぴたりとはまっていくような爽快な気分です。でも、今はまだ、文章を書くのは苦手で、論文をまとめるにも時間がかかってしまいます。論文は相手に自分の考えを伝えるもの。上手く伝えられるように、芸術書のほかにも小説や、ふだんは読まないようなジャンルの本も読むように心掛けるようにしています。

いろんな芸術分野・時代のなかで、今後、卒業までに研究を進めていきたいのは、日本の武将が身につける「甲冑」です。日本の戦国時代の甲冑は、ただ身を守る防具としてだけでなく、戦場で自分を表現する装飾品でした。中にはまったく実用的ではないものまで実に多彩で、ずっと見ていても飽きません。将来は大学の先生になって、研究したことを教えたいですね。芸術史に興味のない学生も飛びつくような、面白い講義をしたい。そのためには、文章の書き方の次に、話し方の技術も磨かなくちゃいけません(笑)。研究を進めていろいろを考えるにつれて、学びたいことが増えています。