テキスタイルデザイン 在学生メッセージ

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アーティストから教員まで。いろんな未来が見えてきた!

中村 美彩(埼玉県立朝霞西高等学校出身)

今年、制作した「北風と太陽」が大学のコンクールで優秀賞をいただきました。そんな私も大学に入るまで、美術はまるっきりの初心者だったんです。この道に進もうと考えたのは、高3の夏。体育祭でTシャツをつくったのが楽しかったのと、それをみんなが喜んでくれたのが、とてもうれしかったのです。

入学当時は、まったくの未経験だったうえに自分を表現するのが苦手で、苦労もしました。自分にない技術を持っている子、やりたいことがはっきりしている子が、うらやましくて仕方なかった。でも、2年生の授業で、フェルトという素材に出会って変わったんです。フェルトは、柔らかくて、あたたかくて、ふれる人を豊かな気持ちにしてくれる。この素材を使って、もっと人に喜んでもらいたい、優しい気持ちになってもらいたいと強く思いました。

そんな想いに引っ張られるように、どんどん制作に工夫を凝らすようになっていきました。たとえば、卒業制作品「ともに いきる」は、超特大サイズの円柱型の表面に、フェルト素材でつくられた人間や動物が張りめぐらされたもの。作品のまわりを歩きながら、自分のペースで物語を読むように作品の世界を味わってもらいたくて、こんなカタチにしました。

一本の糸、一枚の布。同じ素材を使っても、そこに、それぞれの感性やアイデアを織り込んでいくことで、まったくちがう作品が生まれてくるのが、テキスタイルデザインの魅力です。その魅力に気付いてからは、朝から晩まで工房でモノづくりに没頭しています。卒業後はアーティストになることも周囲から奨められましたが、せっかく教員免許も取得したので、先生になりたいですね。昔の私みたいに、美術の楽しさにまだ気付いていない子を、担当したいと思います。

作品紹介

ともに生きる
人と動物。男性と女性。
いろんなものが共生している世界を表現。
自分の歩くスピードにあわせて味わえます。
動画メッセージ

北風と太陽
フェルト素材でつくられた壁掛けにも絵本にもなる作品。
日常にうるおいを持ってほしいと思ってつくりました。