体験実習 在学生メッセージ

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とにかく大変。でも、それがとにかく面白い。

西巻 琢磨(三重県立北星高校出身)

夢はアニメーター。絵画コースを専攻し、毎日絵が描ける幸せな日々でした。でも、2年目になると、学生生活が何だか物足りない…。体験実習の噂を聞いたのはそんな頃。「とにかく大変な授業」だと。ちょっとマンネリ化した日々に、刺激を求めるように選択しました。

「青梅市を活性化せよ」というテーマに対し、僕らのチームが着目したのは青梅市の「シルバーマイスター制度」。和菓子や竹細工などの技術を持った高齢者が、地元住民にその技術を伝えていく制度です。普通なら若者が高齢者を助けなきゃいけないのに、高齢者が若者を育てるって面白い。なのに、地元の人への知名度はいまひとつ。だったら、僕たちがドキュメンタリー映像をつくって教えてあげよう!これが、「とにかく大変な授業」の始まりでした。

覚えたばかりのビデオカメラを持ち出し、何人もの職人や市役所の方に取材。映像のストーリーを組み立てて、ナレーションも自分たちの声で吹き込んでいきます。最後に発表があるので、スピーチ内容を考え、発表資料も作らないといけません。時間はどんどん過ぎ、笑いながら進めていたメンバーも、残り3週間を切った頃には真剣な表情。毎日、授業が終わる6時ごろから、最終バスの10時ごろまで。土日も集まって、編集や発表資料の制作に精を尽くしました。発表当日、僕は総勢500人の前でスピーチをしました。たった3分間でしたが、今にも心臓が飛び出しそうな3分間でした。

全てがはじめての体験で、その全てが貴重な体験でした。学んだのは、限られた時間の中でものをつくりあげる大変さ。そしてひとりじゃできないことを、チームで成し遂げる達成感。アニメーションの制作もきっと同じなんだと思います。社会に出た僕らに求められるのはどんな力か。それを身をもって知った、6ヶ月間の長くて短い「体験」でした。